2010'02.20.Sat
(ミャァ…、と、猫が鳴く)
(はぁぁ。)
「そんなため息して。ため息つくと幸せが逃げるんだよ?」
「先生。…だって。アサリが…アサリが…、…アサリー…」
「あずきちゃんずっとこんな調子よ~」
「でもほら、預かってもらってるんでしょ?」
「うん。」
「じゃあ、まあ、いいじゃない。」
「……アサリー…帰ってきてー…」
「……。彼は家出したわけ?」
「あずきちゃんが狐になりたいっていうから、よね?」
「うん。」
「? 彼は狐が嫌いなの?」
「!!!…きっ狐嫌いだったらどうしよう!!アーサーリー!!」
(1人と1匹、耳をふさぎ)
「しかし。狐になれるなんてなぁ。」
「わたしは猫になれるー」
「知ってる知ってる(なでなで」
「化け狐か。お化け対策の一環?」
「ううん。狐になったらお菓子が大きくなる…」
「……」
「……」
「しかも子狐。」
「……」
「……」
「GT帰り、つかれたら運んでもらえるサイズだし。」
「あ。あと、アサリともふもふできるし。」
「彼とよく話し合ってきなさい。」
「話し合ってくれない!目もあわせてくれない!うわああさりー!」
「よしよし、泣くな泣くな(なでなで」
「せんせー浮気。」
「おや、そんな風にむくれるんじゃないよ(なでなで」
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